2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
アイザック・ニュートンといえば古典力学。科学者としての突出した業績がすぐに頭に浮かぶ。そのニュートンの王立造幣局官僚としての知られざる姿を紹介したノンフィクション。ミステリー仕立てで、贋金づくりの主犯ウィリアム・チャロナーとニュートンとの…
ミスを減らす上でのチェックリストの重要さを、医師でありジャーナリストの筆者が自らの体験も含め具体例を用いて説いた書。本書が挙げる事例は多彩である。パイロット、医者、建築家、料理人、などなど。チェックリスト作成時の勘所も伝授する。さほど特異…
パラサイト・シングルや格差社会を提唱した社会学者と電通のチームハピネスが見出した「成熟社会における幸福の条件」。高度成長期からバブル期までは、幸福というものが、物質的豊かさを求める消費活動と結びついてきた。モノを買うことに幸せを見出してき…
ノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマが率いる政権が繰り広げる特殊部隊を使った対テロ対策、無人機を使った暗殺作戦、サーバー攻撃による敵の重要施設の破壊・妨害工作などを暴いたノンフィクション。この書評で取り上げた「外注される戦争―民間軍事会社…
高齢者が1000万人を超える2050年の日本。団塊ジュニアが後期高齢者期に入り終える時期である。実質GDPは現在より4割落ち込む。団塊ジュニアは団塊とそれ以前の世代の資産を食いつぶし貧困に陥る。その結果、2050年には国税収入のほとんどを貧しい高齢者の生…
行動経済学を日常生活に則して解説した書の下巻。「損失は同等の利得よりも強く感じる」というプロスペクト理論だけではなく、つい頷きたくなる事例が多く、上巻に負けず劣らず興味深い内容である。意思決定の際に、我々が陥りやすい罠の数々を紹介し懸命な…
集中して読む時間がとれなかったこともあり、読了するまで半年もかかってしまった。WIREDの編集者である筆者は、イマジネーションとは何か、どこから生まれるかについて、古今東西の事例をひきながら論じる。この手のビジネス書の常連である米3Mや米P&G、米P…