2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
誰しも、「なんだか変だが、どこが変なのか指摘できない。でも最終的には、やっぱり間違っていた」といった経験があるのではないか。「最初の2秒」の第1感の確かさを説いた書。筆者は、この書評でも取り上げた「ティッピング・ポイント」を書いたベストセラ…
歴史を語らせると当代屈指の作家・半藤一利が、慶應丸の内シティキャンパスで幕末を論じた特別講座を単行本化した書。平成維新という言葉が語られる現在、明治維新とは何だったのかを考える上で有益である。「西郷は毛沢東を同じ」「龍馬には独創的な者はな…
JR西日本の企業体質に疑問を投げかける書。同志社大学教授である筆者がMOTの観点から事故を論じる。JR福知山線事故の原因を科学的に検証するだけではなく、事故の体験者の体験とリハビリの日々も記録している。あの事故は何だったのかがよくわかる。安全・安…