2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
米Googleの元CIOが自ら実践している情報整理術を紹介した書。元Googleらしく、Googleのサービスを中心にITを駆使した整理術になっている。画期的な整理法を示しているわけではないが、参考程度といった軽い感じで読むと意外なヒントが得られるかもしれない。…
企業に食い込んだ分析で定評のある経営学者マイケル・クスマノと一橋大学イノベーション研究センターが、日本企業を冷静に分析した書。日本企業に対する国内外の評論家や学者の評価は、「日本の奇跡」と賞賛に振れたかと思えば、「日本の終焉」と叩かれるな…
ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)に掲載された論文を“コミットメント”というキーワードで集めた書。米IBMの事例が中心に、社員の仕事に対する情熱を企業戦略を遂行するエンジンとするにはどうすべきかを論じる。米IBMを崖っぷちから救ったガースナーの…
第2次世界大戦時に、日本兵捕虜を収容し日本と日本軍の内情を聴取した秘密施設“トレーシー”に焦点を当てたノンフィクション。歴史の中で埋もれていた事実を発掘し、丹念な取材で裏付けをとっておりノンフィクションの王道を行く感がある。ノンフィクション好…
田中角栄とは日本と日本人にとって何だったのかを、昭和という時代背景を通して描いた書。目新しいことを指摘している訳ではないが、よく整理されている。あの時代が何だったかを振り返る上で好適の書である。 本書を読むと田中角栄の生き様は、よくも悪くも…
「イノベーションのジレンマ」と先日取り上げた「Juice:The Creative Fuel That Drives World-Class Inventors」を足して二で割ったような書。Juiceと被っている部分がかなりある。イノベーションにまつわる誤解、生むプロセスなどを多角的に論じる。“神話”…
ヒトラーの蔵書1300冊の内容だけではなく、書き込みや傍線(アンダーライン)までも丹念に調べ、そのうちの10冊を取り上げ独裁者としての政治活動や精神構造の背景を探った書。少年時代に親しんだ冒険小説からベルリン陥落前夜に読んだといわれる「フリード…
ヤフーのサイトを見て気になるのが、トップページに鎮座している「ヤフー・トピックス」。記事の中身にさほど興味はないが、よく出来ていると感心するのが見出しの付け方である。最大13文字という制約のなかで、魅力的だが読者をミスリードしない工夫を行っ…