2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

グーグル時代の情報整理術、ダグラス・C.・メリル、ジェイムズ・A.・マーティン著、千葉敏生・訳、ハヤカワ新書juice、p.366、¥1365

米Googleの元CIOが自ら実践している情報整理術を紹介した書。元Googleらしく、Googleのサービスを中心にITを駆使した整理術になっている。画期的な整理法を示しているわけではないが、参考程度といった軽い感じで読むと意外なヒントが得られるかもしれない。…

Larry And Sergey Wanted Steve Jobs To Be Google's First CEO

For E-Reader Fans, Competition Is Paying Off

Newsweek Offers iPad App With Subscription Option

メイド・イン・ジャパンは終わるのか〜「奇跡」と「終焉」の先にあるもの〜、武石彰、青島矢一、マイケル・A・クスマノ、東洋経済新報社、p.374、¥3360

企業に食い込んだ分析で定評のある経営学者マイケル・クスマノと一橋大学イノベーション研究センターが、日本企業を冷静に分析した書。日本企業に対する国内外の評論家や学者の評価は、「日本の奇跡」と賞賛に振れたかと思えば、「日本の終焉」と叩かれるな…

The great patent battle

Companies aren’t charities

コミットメント〜熱意とモラールの経営〜、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、ダイヤモンド社、p.270、¥11890

ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)に掲載された論文を“コミットメント”というキーワードで集めた書。米IBMの事例が中心に、社員の仕事に対する情熱を企業戦略を遂行するエンジンとするにはどうすべきかを論じる。米IBMを崖っぷちから救ったガースナーの…

Google Adopts Tighter Privacy Rules After Wi-Fi Snafu

Google Says Its Cars Grabbed Email and Passwords

Intel to Upgrade Its Manufacturing Plants, and to Build a New One

トレイシー〜日本兵捕虜秘密尋問所〜、中田整一、講談社、p.386、¥1890

第2次世界大戦時に、日本兵捕虜を収容し日本と日本軍の内情を聴取した秘密施設“トレーシー”に焦点を当てたノンフィクション。歴史の中で埋もれていた事実を発掘し、丹念な取材で裏付けをとっておりノンフィクションの王道を行く感がある。ノンフィクション好…

Will Apple’s Culture Hurt the iPhone?

Evolution of the E-book: When Is a Book Not a Book?

田中角栄の昭和、保阪正康、朝日新書、p.408、¥945

田中角栄とは日本と日本人にとって何だったのかを、昭和という時代背景を通して描いた書。目新しいことを指摘している訳ではないが、よく整理されている。あの時代が何だったかを振り返る上で好適の書である。 本書を読むと田中角栄の生き様は、よくも悪くも…

The Myths of Innovation、Scott Berkun、O'Reilly Media、p.256、$17.99

「イノベーションのジレンマ」と先日取り上げた「Juice:The Creative Fuel That Drives World-Class Inventors」を足して二で割ったような書。Juiceと被っている部分がかなりある。イノベーションにまつわる誤解、生むプロセスなどを多角的に論じる。“神話”…

Microsoft Licenses Patents Created by Palm

What Did Microsoft and Adobe Chiefs Talk About?

2 E-Books Cost More Than Amazon Hardcovers

Iran Says It Arrested Computer Worm Suspects

ヒトラーの秘密図書館、ティモシー・ライバック著、赤根洋子・訳、文芸春秋、p.360、¥1995

ヒトラーの蔵書1300冊の内容だけではなく、書き込みや傍線(アンダーライン)までも丹念に調べ、そのうちの10冊を取り上げ独裁者としての政治活動や精神構造の背景を探った書。少年時代に親しんだ冒険小説からベルリン陥落前夜に読んだといわれる「フリード…

What Steve Jobs Learned in the Wilderness

ヤフー・トピックスの作り方、奥村倫弘、光文社新書、p.205、¥777

ヤフーのサイトを見て気になるのが、トップページに鎮座している「ヤフー・トピックス」。記事の中身にさほど興味はないが、よく出来ていると感心するのが見出しの付け方である。最大13文字という制約のなかで、魅力的だが読者をミスリードしない工夫を行っ…