2008-01-01から1年間の記事一覧
知っているようで知らない「声」について,多彩な切り口から解説した書。知的好奇心を満足できる。声を介してつながる母親と胎児,声に関する赤ちゃんの驚異的な能力(ありがちな話だが興味深い),人間関係に声が与える影響,女性の声に対する偏見,政治家…
ニューヨークタイムズは今日(米国時間12/24)、11月の広告総収入が3.8%のマイナスになったことを明らかにした。メディア企業全体で見ても広告総収入は21.2%のマイナスだが、そのほとんどは印刷広告である。ニューヨークタイムズは月次ベースで決算報告を開…
寄付で成立するメディアビジネス“Spot.Us”。新しい形態だが継続性に疑問が残る。 A growing number of entrepreneurs and journalism advocates around the country are experimenting with a new type of business model for news: community-funded online…
4半期ベースで初めてノートパソコンがデスクトップを抜いた。 World-wide shipments of notebook computers rose nearly 40% from last year to 38.6 million units as desktop shipments fell 1.3% to 38.5 million units, technology-research firm iSuppl…
電子書籍についてまとめた記事で参考になる。26万台を出荷したといわれるKindleに続いて,何がブレークするのだろうか。版元の意識も変わってきたようだ。 So far, publishers like HarperCollins, Random House and Simon & Schuster say that sales of e-b…
セブン‐イレブンが繰り広げるビジネスの裏側を克明に追った書。セブン‐イレブンの高収益の仕組みについては,ビジネス誌や週刊誌などで過去にも多く取り上げられている。本書も基本的には同じ路線だが,暴露調にならないように,表現に細心の注意をはらった…
院政期から鎌倉時代を扱っている。この時代になるとよく知った名前が次々に登場してくるので楽しく読める。学者っぽくない筆者の文章力はなかなかだし,平氏と源氏の対比,なぜ幕府は朝廷を滅ぼさなかったのか,宗教的パフォーマンスとしての東大寺再建,庶…
米国の金融危機から世界規模の景気後退にいたる危機の連鎖は,そもそも米国におけるサブプライムローンの破綻(住宅バブルの崩壊)に端を発したものである。本書は,サブプライムローンの貸し手だった筆者がその経験に基づき実態を暴いたもの。融資現場での…
間もなく正月。この歳になると1年はあっという間だ。「もう正月!」「また歳をとるのか」「子供のころは,こんなことなかったのに」といった繰り言を口走ってしまう。実験心理学専攻の千葉大学准教授である筆者が,こうした時間をめぐる疑問に答えてくれるの…
このところ「クラウド」に注目が集まっている。一つはクラウド・コンピューティング(Cloud Computing)。米Googleや米Amazonなどが活発な動きをみせているし,米Microsoftもやる気満々だ。もう一つのクラウドが本書の取り上げる「Crowdsourcing」である。ネ…