【SWEST9】「あなたの行っているテストに戦略はあるか」,電通大の西氏によるテスト戦略立案の体験型セッション

内容はともかく,このタイトルが何とかならないか。

西氏はまず「テストの専門書には,境界値テストや制御パス・テスト,状態遷移テストといった具体的なテストの技法は書いてあるが,どの技法をいつ使えばいいかは書いていない」と指摘。それを考えるのがテスト戦略だと述べた。次に「十分なテストができない大きな原因の一つはテストの“観点”が抜けていることだ」と指摘した。例えば,「動作環境」という観点を持っていなければ,機能の網羅はできても,さまざまな動作環境が存在することに気付けない。動作環境という観点がなければテスト項目が漏れるのである。同氏によれば,テストの観点に基づいてテスト戦略を立案することが重要だという。