Androidが組み込みで注目される3つの理由

三つの理由は以下の通り。
1.オープンソース
2.開発環境
3.接続性と表現力・操作性

問題点もある。

 Androidは、携帯電話向けのプラットフォームとして非常に多くの機能を有しているが、組み込みデバイスにおけるさまざまなカテゴリのデバイスに搭載するには不足している機能もある。
 ある意味、Androidはクライアントとしての機能は多く持っているが、サーバ機能はほとんど搭載されていない。Windows CEや組み込みLinuxは、HTTPサーバやFTPサーバなどのサーバ機能も搭載可能であり、それらがサービス・デーモンといった形で実行され、アプリケーションとの通信方法も確立されている。
 また、最近のデジタル家電バイスによくあるホームネットワーク機能を実現する「DLNAプロトコルなどもAndroidには実装されていない。
 これらは既存の資産として存在するが、多くはJava言語で記載されておらず、C/C++での実装が多い。また、「DalvikVM」上では処理し切れないようなパフォーマンスを必要とする処理などについても、既存のLinux資産としては多く存在する。