富士山噴火、鎌田浩毅、ブルーバックス、p.208、¥987


 江戸時代の宝永噴火から300年のあいだ沈黙を続ける富士山だが、れっきとした活火山。その富士山が噴火したら何が起こるかを分かりやすく解説した書。火山とは何か、噴火とは何かを明らかにするとともに、人体や生活、社会、コンピュータへの影響などを論じる。防災に役立てるためのハザードマップの解読法を紹介するなど、実用的な側面も持つ本である。