2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
電子書籍の歴史と現状、突如ブレークした背景をサポーターの観点から手際よくまとめた書。電子書籍が「本を読む」「本を買う」「本を書く」ことに、どういった影響を与えるかを論じている。目新しさはないが出版業界の問題点にも切り込む。電子書籍や出版業…
著者は、フジテレビ「ニュースJAPAN」の元キャスター。帯の写真を見れば、滝川クリステルと並んでいた「あの人か」と気づく方も多いはずだ。本書は、重度のくも膜下出血で倒れた奥さん(当時46歳)の闘病と家族の看護の日々を綴ったもの。介護保険の問題点や…
国立国会図書館長の筆者が、京都大学教授時代の1994年に上梓した書の新装版。筆者は現在、電子図書館構想を推進しているが、その原点を知る上で役に立つ。実は前書きと後書きに手を加えただけで、中身は16年前とほぼ同じ。したがって現在のインターネットや…
凄い本である。紹介文に「知識と情報の大パノラマ的展望!」とあるが、けっして大げさではない。ケンブリッジ大学教授の文化史学者が40年にわたる研究にもとづいて、知識と情報が近代初期(ルネサンスから啓蒙主義の時代)においてどのように誕生し扱われて…
プレジデント誌で連載中のコラム「経営時評」を単行本化した書。ピックアップした期間は2006年1月から2010年1月。今となってはピンとこなかったり陳腐化した話も含まれているが、リーマンショックを含む激変の時期を振り返る上で役に立つ。その意味で、初出…